
歯周病Q&A
細菌が歯と歯肉の境目に入り込んで炎症を起こしている病気です。
歯周病は虫歯のように激痛があるわけではなく、ゆっくりと進行し、歯の周りの骨を吸収する病気です。
自覚症状としては、
- 歯を磨くと歯肉から血が出る。
- 口臭がある
- 歯が重い感じがする
- 冷たいもので歯がしみる
- 歯がグラグラ動く感じがする
- 歯が以前より長くなった気がする
などのようなものがあります。
歯周病は口の中にいる細菌の塊であるプラークと呼ばれているものが直接関わっています。
なので、プラークが溜まらないように正しい歯ブラシの方法を覚えるのが大切です。
そして、どうしても自分では磨きにくい部位があるので、定期的に歯医者さんに行き、専門的な口腔内の清掃を行ってもらうのが良いでしょう。
そして早期発見、早期治療が大切になってきます。
歯肉の炎症が進むと歯を支えている骨を溶かして歯がグラグラしていきます。また抜歯を伴うことも少なくありません。
歯周病の直接の原因は、細菌性のプラークですが、その背景に、全身の病気、遺伝、生活習慣などが関与している事があります。
反対に歯周病から重篤な疾患を引き起こすこともあります。
喫煙をすることにより、歯のまわりの組織の免疫力を低下させ、歯周病にかかりやすくしたり、症状を重たくしたりします。
なので、予防、治療には、禁煙、節煙が大切になります。
プラークは細菌の塊である歯垢と呼ばれるものです。歯石はプラーク内の細菌や内容物がカルシウムやリンなどを沈着させるようになり、プラーク自体が石灰化して硬くなっていったものです。
磨き残しなど残っている汚れが原因で歯肉が炎症をおこしています。
歯石とは、プラークが歯周病菌をかかえたまま石灰化して固まったものです。
なので一度しっかりとって歯磨きができれば、歯石はついてくることはないですが完全に歯石をとることは難しいので、出来れば3ヶ月~半年くらいのペースで検診にいらしてみてはいかがですか?
- ポケット内の清掃、レーザー治療
- 歯磨き指導
妊娠されている女性は、口腔内に分泌されるホルモンの影響で、歯肉炎を起こしやすくなっています。
また、閉経前後には歯肉の上皮が剥がれ落ちてしまうことによる歯肉炎が起こりやすくなると言われています。
口の中が乾きやすくなり、プラークが溜まりやすくなります。また、唾液による自浄作用がなくなることから口の中の細菌の活動性を高めるなどの悪影響があります。
歯周病は必ずかかるわけではありません。歯周病の多くは原因であるプラークや歯石を日頃の歯磨きや、定期的な歯科検診を受けることにより除去することで予防することができます。
予防できない歯周病もありますが、遺伝性の病気など、非常に特殊です。
プラークとは、歯に付着している白・または黄白色の粘着性の沈着物で、非常に多くの細菌とその産生物から構成されています。
またプラークはバイオフィルムとも呼ばれていて強固に歯に付着しているだけでなく、薬品だけでは除去しにくい状態になっています。そのためにしっかりと歯ブラシ等で除去することが大切になってきます。
歯肉は体の中でも非常に敏感な組織です。またお口の中は全身の中でも微生物、細菌などが最も多く存在している場所でもあります。そしてあらゆる全身疾患と歯周病の関連性が近年の研究により指摘され始めています。歯周病との関連に挙げられているものには呼吸器系疾患・心疾患・糖尿病や妊娠などがありますが、なかでも糖尿病との関連は深く糖尿病は歯周病を悪化させる大きな原因のひとつでもあるのです。
あります。遺伝性の病気、血液の病気(白血病など)、皮膚の病気、降圧剤を含めた特定の薬によって歯肉を含めた歯の周囲組織に症状がでることがあります。
またホルモンの分泌の増減、糖尿病、喫煙などによって歯周病が治癒しにくくなるといったことがあります。
重度の歯周病になり、口の中に歯周病を引き起こしている細菌が多くなると、血液や呼吸器内に入り込み、心筋梗塞・動脈硬化症・肺炎・早産などを引き起こしやすくします。
生まれたばかりの赤ちゃんは虫歯の原因菌を持っていません。大人のお箸でこどもに食べさせることでも菌がうつる可能性があります。
一般歯科・小児歯科Q&A
誰でも口の中には虫歯菌が住んでいます。食べ物を食べると、この食べ物の中の糖分と結びつき、ネバネバしたものが歯につきます。
これにより表面に菌がたくさんつき、白いものが蓄積します。これがプラークです。
これにより、歯が溶け出し虫歯となるのです。
歯の根の中に神経がなくても、根の周りには神経があり、そこに炎症が起これば、痛むことがあります。
隣の歯や噛みあっていた歯が移動して、歯並びや、噛み合わせが悪くなります。
例えば、下の歯を抜けたままにすると、上の噛み合っていた歯が伸びてきてしまいます。
材料が変わってきます。保険治療では、最も基本的な材料が対象になります。
審美や機能の良い材料は、保険の対象外になります。料金については、ご相談ください。
保険治療、自費治療にかかわらず、一生もつものは、ありません。歯は毎日使う道具ですから、磨り減ったり壊れてしまって口の中の環境に合わなくなる時がきます。どんなに良い被せ物や詰め物を入れても、普段のお手入れが悪かったり、定期的なメンテナンスを怠れば決して長持ちはしません。
痛みがなく見た目が小さくても虫歯に感染した歯質が少なくないとは限りません。
虫歯に感染した歯質は完全に取り除かなければ虫歯の発生の原因になるので徹底的に除去します。
しかし、その量があまりに多く神経に近くなって痛みが出る可能性もあります。だからといって神経をとれば枯れた木のようにもろくなり、歯そのものの寿命も短くなってしまいます。ですから、痛みが出る可能性があっても神経を残せるかどうか様子を見せていただく事があります。
被せ物や詰め物の歯との境目の隙間が大きくなったり、噛み合わせの部分が磨り減って穴があいてしまったり、歯が欠けてしまったりした場所。このような所から虫歯になる場合。
歯周病で歯肉が下がって被せ物の境目が露出することによって自分の歯の部分が歯ブラシで磨り減ったりし虫歯になる場合。接着剤が唾液に溶けたり、噛む力で崩壊したりして隙間ができ、そこから虫歯菌に感染してしまう場合、など様々な要因が考えられます。
虫歯菌は、固いところにしか住めないので、生まれたばかりの歯がない赤ちゃんのお口にはいません。
小さな子供に、ごはんを食べさせるママ。
味見したり、温度を確かめたり、親子で1つのスプーンを使って食事をあげていませんか?こうしてママのだ液に混じった虫歯菌が、かわいい子供へとうつってしまうんです。これを『母子感染』といいます。
★赤ちゃんのお口を守るために、ワタシが今日からできること。
何より大切なのは、赤ちゃんが生まれる前からのママの心がけです。悪いところをしっかり治しましょう。
その後も定期的にチェックを受け、いつもキレイなお口でいることが、かわいい赤ちゃんのためです。
歯の表面に『フッ素』が取り込まれることで、歯は強くなります。
フッ素は、緑茶、ワカメ、イワシ、リンゴなどの食品にも含まれています。食品からとるだけでは不十分です。
歯医者さんが診断に基づいて処方しているので安全です。世界100ヶ国以上がフッ素を利用して虫歯予防の成果をあげています。
子供の歯のすぐ下に、大人の歯が生えてくる準備をしています。子供の歯が大きな虫歯になると、大人の歯に影響することがあります。特に4歳5歳という年齢は健康を守る上で大切な年齢です。乳歯から永久歯へと生え替わる時期であり、また、虫歯が増え始める時期だからです。
この時期の乳歯には、『物を噛む』ほかに次に生えてくる永久歯の場所を確保するという大切な役目があります。
このため4、5歳児期の虫歯を防ぐことは、生涯にわたる歯の健康維持にとって、とっても大切なことです。
親知らず(第3大臼歯)の問題は注意が必要で親知らずは通常18~20才ぐらいで萌出してきますが萌出場所不足のため炎症を起こす原因になるとも考えられている為抜歯の対象になることがあります。
矯正歯科Q&A
期間については全てのケースによってバラバラですので、どの位で終わるかは主治医にご相談ください。
当院では『初診・相談料は¥3,300(税込)』かかります。(※ただし、既存の患者様は0円となります。)矯正につきましては全て保険外の自費治療になります。
その後の治療につきましてはケースによって金額が異なりますので主治医にご相談ください。
矯正治療後は後戻りと言われることがありますので保定装置を使い後戻りを防ぎます。
その後は綺麗な歯並びを維持する為に一般歯科で行っているメンテナンスをおすすめします。
大きく分けて第1期治療(骨格治療)→3~12才と第2期(歯列矯正)→10才~成人に分けられます。
あらかじめ歯科治療を済ませてから矯正治療を始められる方が多いですが、矯正治療のケースにより歯を抜くことがありますので急を要する治療以外は矯正の主治医にご相談ください。
矯正治療は妊娠中でも問題なく受けられますが妊娠初期で、まだ安定期に至るまでは抜歯に伴う抗生物質の服用や局所麻酔の使用・エックス線の撮影は控えなければなりません。患者様によって様々ですので主治医にご相談ください。
ホワイトニング・セラミック治療Q&A
変色にはさまざまな原因が考えられます。一般的に考えられる原因は加齢やお茶、コーヒー、コーラ、タバコなどによる着色、そして、外傷や歯の古い修復物によるものです。また、発育期の抗生物質(テトラサイクリン等)の服用による副作用やフッ素の使用による変色も考えられます。
ほとんどの方がホワイトニング可能です。しかし、それほど効果がない場合もあります。歯科医師による検査や診断による、あなたがホワイトニングの適応症かどうかを判断します。
はい。過酸化尿素を用いる歯のホワイトニングに関しては多くの研究と臨床例が報告されており、また歯科医師の適切な指導のもとで使用すれば、歯や歯肉に悪影響を及ぼすことなく安全にホワイトニングを使用することが出来ます。
通常は数日後に効果が現れ始めます。個人差にもよりますが、ホワイトニングの効果は2週間続けることではっきりできます。
一般的ですが、治療期間中に知覚過敏(歯がしみるような症状)が起こる場合があります。その場合も治療を中断することにより症状が軽減するが消失しますので、安心してホワイトニングを使用することが出来ます。
個人差にもよりますが、処置前の状態に戻ることはありません。しかし、カフェインやタバコなど着色の原因によるものを日常的に摂取している場合は、再度ホワイトニングが必要になりますので、定期的に歯科医師による検査や診断を受け、継続的に使用してください。
入れ歯Q&A
もちろんできます。初めて入れ歯を入れられる方や現在お口の中の入れ歯でお悩みの方にも、それぞれのお悩みにあわせて解決策を導きます。
入れ歯を新製することもできますが、当院では実際に入れ歯を作る歯科技工士が常勤しておりますので、入れ歯の修理などもケースによっては即時に行うことができます。
ケースにもよりますが、上の入れ歯よりは下の歯の方が安定をはかるのが難しいのは事実です。
噛み合せの改善や入れ歯の形を変えることで、入れ歯の安定の改善をはかることができると思います。
ご相談ください。
部分入れ歯においては入れ歯を支えるバネの形や、総入れ歯においては歯並びや歯茎の形などが大きく見た目に影響します。当院では、皆様にご満足いただくためになるべくバネが見えないような部分入れ歯の設計を心がけております。
また、バネを使わない入れ歯(自由診療)などもございますので、ご相談ください。
歯並びにおいては入れ歯を新しく作る前に試し入れを行い、患者様に確認していただいております。その時点でご納得いただけない場合は再度、歯を並べ替えて、ご満足いただける入れ歯をご提供させていただいております。お口の中の状況により異なりますので、担当医にご相談ください。
当院には学会が認定している補綴専門の歯科医師がおります。ご相談ください。
歯科技工Q&A
コンピュータにより歯科の詰め物や被せ物の制作を自動的に行うシステムです。このシステムを用いることによって、より正確により高度なものを効率良く制作できます。
歯科技工士が直接患者様のお口の中を拝見いたします。
直接拝見することでより患者様に合った自然な色を一緒に相談して決めることができます。
人工の歯の本数やケースにもよりますが、だいたい7日前後でできます。
本数、ケースにもよりますが1~7日でできます。
早ければその日のうちにできることもあります。
すべてセラミックでできていて金属を使用しないので、光の透明性が高く天然歯のように自然なものができます。
歯科技工士によって丹念にあなたの歯に合った色や形に作り上げていくので2つとないあなただけのオーダーメイドになります。