上顎
上顎には保険適用の総入れ歯(フルデンチャー:歯が一本もない顎に装着する取り外し式の入れ歯)が装着されていました。レントゲン写真でも上顎に歯が一本も残っていないことが確認でき、入れ歯の金属部分が線状に写っています。
下顎
下顎には部分入れ歯が装着されており、金属製の留め具(入れ歯を隣の歯に引っかけて固定するための金属のフック)が左右の歯にかかっているのが確認できます。
歯茎は一部が赤みを帯びており、歯の根元が露出している部分も見られます。歯の色も全体的に黄ばんでいる状態でした。
また、長年にわたって入れ歯を支えてきた負担により、一部の被せものが緩み、その周囲には虫歯も認められました。
レントゲン写真を見ると、下顎に残っているのは前歯部のわずかな歯のみで、それらが金属で連結された被せ物によって一体化していることが分かります。奥歯の部分には歯がなく、顎の骨も痩せている状態です。つまり、入れ歯の支えとなる歯がごく限られた範囲に集中しており、そこに噛む力の負担が集中していたことがレントゲンからも読み取れます。
入れ歯の留め具が目立つ状態は、見た目の問題だけでなく、留め具がかかっている歯への負担が大きくなるという機能的な問題も抱えています。




